アメリカ・インディアンウェルズで行われているテニス・BNPパリバオープンは大会5日目に女子2回戦、6日目に男子2回戦が始まり、いよいよ上位シード勢が登場する。
昨年、この大会で初優勝を果たした大坂なおみは女子シングルスに第1シードでエントリー。前回大会優勝で獲得した1000ポイントは今大会終了後に失効するため、世界ランク1位をキープするためにも上位進出は最低限でも達成したいところ。
しかし、全豪オープン優勝で世界ランク1位になった後の大坂は、カタールオープンを欠場、サシャ・バイン氏とのコーチ契約解除後に臨んだドバイ選手権では初戦で敗退している。
再起を期して臨むこの大会の初戦の相手は、奇しくもドバイ選手権で敗れたクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に決まった。嫌な流れを自ら断つにはうってつけの対戦相手と言えるだろう。
男子では世界ランク6位の錦織圭が第6シードに入っている。全豪オープンでは負傷により準々決勝で敗退したが、続くABN-AMROワールドではベスト4に進出。ドバイ選手権では2回戦で敗れたものの、年明けから続く好調は維持している。得意とするアメリカでの大会だけに、勝ち上がりに期待したい。
その錦織の対戦相手は世界ランク52位のアドリアン・マナリノ(フランス)に決まった。両者は過去に1度対戦しており、2018年のパリ・マスターズで錦織がストレート勝ちを収めている。