12日に行われたEURO2020予選ノルウェーvsスペインは1-1で決着した。この試合ではスペイン代表主将セルヒオ・ラモスが、代表キャップ数がイケル・カシージャスを抜いてスペイン史上最多となる168に達した。
試合後、スペイン『TVE』のフラッシュインタビューに応じたS・ラモスは「個人的な記録なんてあくまで二の次だ。記録よりも、代表の勝利が何よりも重要なんだ」と語っている。
自身の記録については「168キャップに達するなんてとてつもないこと、これは誇りに思えることだよ。スペインのユニフォームを着る時は、いつも気持ちが高ぶるんだ。それはこれからも変わることはないし、今後も引き続きラ・ロハのユニフォームをまとってプレーしたいと思っている」と語っている。
これまでクラブでも代表でもヨーロッパ王者、世界王者に輝いた経験を持つS・ラモス。オリンピックのメダルはまだ手にしていないことから、来夏の東京オリンピックにオーバーエイジ枠で参加するのではないかとのうわさも浮上していた。この話題については「五輪について話すのは時期尚早かもしれないね。ただ、そのようなチャンスが目の前にあれば、どんな選手だってノーとは言わないだろう。僕はクラブとフル代表だけに集中しているし、まだ時間はある。五輪に参加するかどうかは、そのうち分かることになるだろう」と発言。
そしてS・ラモスは「でも、それはとても素晴らしいアイデアだと思うね」と続け、五輪参戦に向けて含みを持たせている。
2020年のシーズンオフはEURO2020と東京オリンピックが立て続けに行われる。S・ラモスはEURO2020に挑み、その後オーバーエイジ枠で東京のピッチに立つことになるのかどうか、引き続きその動向が注目されるところだ。