バルセロナのFWアンス・ファティがスペイン代表として今後プレーすることを、国際サッカー連盟(FIFA)が認可した。
今シーズン、16歳という年齢ながら飛び級でバルセロナのトップチームに帯同し、ここまで公式戦6試合で2ゴール1アシストをマークしているファティ。
同選手はギニアビサウ出身でありスペイン国籍ではなかったが、9月にスペインの市民権を取得。その後、FIFAからの裁定を待つだけとなっていたが、10日にFIFAはファティがギニアビサウの各年代代表でプレーした経験がなかったこともあり、スペイン代表でのプレーに何ら問題がないという結果を示している。
だが書類の手続きが遅れたこともあり、ファティは15日のU-21モンテネグロ戦に出場することは不可能。今月下旬からブラジルで開幕となるU-17スペイン代表にも現時点では選出されていない。
ファティの招集について、今後スペインサッカー連盟はどの世代で、どの時期にファティを招くのかは現時点で不明瞭。だが、2020年に17歳で迎える東京オリンピックに、U-23スペイン代表として出場する可能性が一気に高まることとなった。
先日、スペインA代表の主将セルヒオ・ラモスが、オーバーエイジ枠で東京五輪へ出場する意向にあると現地メディアで伝えられたばかり。東京五輪のピッチでスペイン代表は、攻撃の要がバルセロナのファティ、守備の要がレアル・マドリーのS・ラモスという、豪華な布陣で臨むことになるかもしれない。