日本プロサッカーリーグ・Jリーグは8月26日、オフィシャルブロードキャスティングパートナーである「DAZN Group」と、新たな放映権契約の締結に合意したと発表。従来の放映権契約を一部変更し、2017年から2028年までの12年間で約2239億円の契約となった。
JリーグとDAZNは2017年から10年間、約2100億円の放映権契約を締結したが、今回2028年まで契約が延長された。Jリーグは新たな放映権契約締結について、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、Jリーグの試合を一時中断するなど大きな影響を受けたことから、両者の長期計画を修正し新しい取り組みについて協議を重ねてきた」と説明。今回の新たな契約により、契約期間が2年間延長し、権利料の総額は増額となった。
■2017~2028年 放映権契約における変更内容
変更前
- 契約期間:2017~2026シーズン(10年契約)
- 権利料:約2100億円
変更後
- 契約期間:2017~2028シーズン(12年契約)
- 権利料:約2239億円
※権利料は最低保証金額
放映権契約を締結を受け、Jリーグの村井満チェアマンとDAZN Group Acting CEOのジェームズ・ラシュトンはJリーグ公式サイトを通じ以下のコメントを発表している。
村井満Jリーグチェアマン
コロナ禍という大きな難局を共に乗り切るため、JリーグとDAZNは密に連携してまいりました。お互いがお互いを成長させていくという強い信頼関係のもと、今回新たなパートナーシップが実現したと感じています。Jリーグの新たな取り組みを加速させ、ファン・サポーターの皆さまにより魅力的なJリーグを届けていきたいと思います。
ジェームズ・ラシュトンDAZN Group Acting CEO
私たちの新しいパートナーシップ戦略は、DAZNやパートナーにとってのアフターコロナの成功に向けた取り組みの一部です。DAZNはグローバル展開に向けて、コアマーケットへの事業注力と、ライブスポーツのみならずオリジナル番組の拡充にも取り組んでまいります。