Jリーグ、今季リーグ戦およびルヴァンカップの大会方式変更を発表

1 執筆者 渡辺文重
リーグ戦およびカップ戦の大会方式を変更したJリーグ

Jリーグは6月5日、第3回臨時理事会を開催。2020明治安田生命Jリーグ開催方式の変更を決定した。近隣クラブとの対戦を優先的に実施。J1は12月19日、J2・J3は12月20日に最終節を迎える。選手交代枠を5名に拡大。ただし、交代回数はハーフタイムを除き3回までとする。

J1は2月21日、J2は2月23日に開幕を迎えたものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、第2節以降の開催を延期。J1は7月4日から、J2は6月27日から再開し、J3は6月27日に開幕することが発表されている。詳細な日程は発表されていないものの、新型コロナウイルス予防の観点から、近隣クラブとの対戦を優先的に実施することも決定された。

■FC東京U-23のJ3参加辞退を承認

第3回臨時理事会では、FC東京U-23のJ3リーグ参加辞退が承認された。これにより、J3は18チーム、全34節で争われる。FC東京は参加辞退の理由について「新型コロナウイルス感染拡大の影響により試合日程が短期間に集中し、再開後のホームゲーム開催スタジアム確保が困難である」と説明。通常であれば、シーズン途中の脱退は認められていないものの、J3は開幕前であったため、理事会の承認を得ることで脱退が認められた。

■ルヴァンカップの大会方式変更、松本山雅は不参加に

Jリーグは6月5日、2020JリーグYBCルヴァンカップの大会方式変更も発表している。本来であれば、グループステージ、プレーオフステージ、プライムステージという構成であったが、プレーオフステージを廃止。グループステージを1回戦総当たりに縮小し、各グループの1位(4チーム)と、2位内の上位1チーム、AFCチャンピオンズリーグ出場3チームの合計8チームが、プライムステージを行う。プライムステージは、1試合の勝ち残り式トーナメントとなる。またJ2から参加していた松本山雅FCは、大会方式の変更に伴い、グループステージ第2節以降を行わないことも発表された。

グループステージは全6節を予定していたが、全3節に変更。グループBの松本は、2月16日に行われた第1節で、セレッソ大阪と対戦して1-4で敗れている。この試合結果は残され、グループBの残り2チーム、ベガルタ仙台と浦和レッズには第3節終了後、勝点3を加えてプライムステージ進出チームを決定する。

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