バルセロナBの安部裕葵は2月より長期離脱中だが順調に回復しているようだ。
昨夏、鹿島アントラーズからバルセロナに移籍した安部。ここまで3部リーグのBチームにおいて公式戦20試合に出場し、4ゴールをマーク。だが2月上旬、プラート戦でハムストリングの腱を断裂するという重傷を負った。
その後フィンランドで受けた手術は成功したものの、復帰まで5カ月程度を要することが発表されており、今夏に予定されていた東京オリンピック出場が絶望とも言われていた。
手術から2カ月が経過し、日本にいる安部はテレビ電話を通してインタビューを受け、その様子をバルセロナの公式ウェブサイトが伝えた。この中で「順調にリハビリができている」と話している。
「最初のほうは全然動けなかったのでリハビリを中心にやっていて、上半身はしっかりとトレーニングしながら下半身はエクササイズという感じでやっています。最初のほうはトレーナーの力を借りて手術の部分を動かしたりしていましたけど、今では走り始めたり、ペースも上がってきています。動けるのが楽しいです」
「早くフィジカルのコンディションを上げることがチームのためになると思います。時間はあるので、しっかりケガを治すこともできますし、変に急いでということが怖かったので、しっかり焦らず、自分の身体と向き合って、次の開幕で良いパフォーマンスができるようにチームのためにしっかり準備したいと思います」
一時は東京五輪のメンバー入りが絶望とも言われた安部。だが五輪は2021年へと1年後ろ倒しとなった。果たして日本人FWは万全の状態で20-21シーズンを迎え、同シーズン終了後に控えている東京五輪のメンバー入りを果たすことができるのだろうか。