すでに東京オリンピック出場を決めているU-23ドイツ代表。同チームのオーバーエイジ枠(OA)に入る見通しの選手、複数の名前が明らかになった。
15日、ドイツサッカー連盟はアンチ・ドーピング機構(NADA)に五輪代表メンバーの候補リストを提出。その内容について、五輪代表のU-23ドイツ指揮官シュテファン・クンツがドイツサッカー連盟(DFB)の公式メディアを通して言及した。
7月26日~8月8日まで開催される東京オリンピックのチームについて「もちろん、一つのクラブに招集が集中したりすると、各チームから協力を得るのが難しくなる。幅広いクラブから選手を呼びたいと思っている。そして連盟とも話し合って定まった方針としては、EURO2020のメンバーは五輪に参加させないということだ」と発言。EURO2020の主要メンバーは五輪の登録メンバーに入らないと明言した。
登録選手18名の中で、年齢制限のないOA枠の選手は3名まで登録可能となる。そのOA枠については「ドイツ代表で実績のある選手や、知名度のある即戦力を求める声があるのも理解できるよ。何人かはメディアで候補として挙がっていたね。例えばマクシミリアン・アーノルドやデイヴィ・ゼルケ、マキシミリアン・エッゲシュタインやサンドロ・ワグナー、マックス・クルーゼとかね。(すでにドイツA代表から招集されなくなった)トーマス・ミュラーやマッツ・フンメルスもNADAのリストに載っているよ」と具体的な選手名も口にしている。
クンツ監督はU-23世代を中心にチームを形成しつつ、ウィークポイントになりそうなポジションでOA枠を行使するとの方針を明かした。
「3人のベテランは我々にとって最後のピースになるだろうね。まず1997年以降に生まれた選手でポジションを埋める。その後にどの位置を強化すべきか見極め、OA枠を使う。そのうえで全体を見て、どういうタイプの選手をOAで呼ぶべきか選定することになる。最終メンバーを決めるのは6月になるだろうね」