日本サッカー協会(JFA)は9月13日、8月いっぱいでJ1・鹿島アントラーズとの契約を終了し、現役を引退した元日本代表の内田篤人氏とロールモデルコーチとして契約したことを発表した。内田コーチは14日から、U-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加している。
JFAは内田ロールモデルコーチには、「アンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加してもらい、世界の舞台で培った内田氏の持つ経験、知見を後進の育成に当ててもらう」と説明。9月14日から、U-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加することもあわせて発表された。
内田コーチはJFA公式ホームページを通じ、「頑張ります!」と短くコメントを発表し、意気込みを見せた。反町康治技術委員長は、「今回、内田篤人氏をロールモデルコーチとして迎え入れることができ、大変嬉しく思います。内田氏は代表レベルではワールドカップ2回、オリンピック、U-20ワールドカップと様々世界大会に出場し、またクラブレベルでも鹿島アントラーズのリーグ3連覇やシャルケのUEFAチャンピオンズリーグベスト4進出に貢献するなど、国内外で数多の経験を有しています。この経験と知識は日本サッカー界にとって大きな財産であり、これから世界を目指す選手たちのロールモデルとして多くのものをもたらしてくれることを願っています」と期待を寄せた。
内田篤人氏プロフィール
【生年月日】
- 1988年3月27日
【出身地】
- 静岡県
【選手歴】
- 2006年~2010年:鹿島アントラーズ
- 2010年~2017年:FCシャルケ04
- 2017年:ウニオン・ベルリン
- 2018年~2020年:鹿島アントラーズ
【代表歴】
- 74試合出場、2得点
- FIFAワールドカップ出場(2010、2014)
- FIFAコンフェデレーションズカップ出場(2013)
- AFCアジアカップ出場(2011)
- 東アジアサッカー選手権出場(2008、2010)
- オリンピック出場(2008)
- FIFA U-20ワールドカップ出場(2007)