サッカー元日本代表・内田篤人が現役引退|8月23日鹿島 vs G大阪終了後に引退の挨拶

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
元日本代表・内田篤人が現役引退を発表

明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズは8月20日、サッカー元日本代表・内田篤人の現役引退を発表した。内田と鹿島の契約は8月31日で終了となる。23日のJ1第12節ガンバ大阪戦終了後に引退の挨拶を行い、24日にオンライン記者会見を実施する予定となっている。

内田は2006年に清水東高校から鹿島アントラーズに加入。開幕戦で先発出場するなど1年目からレギュラーとして活躍した。2007年から09年にかけては、チームの中心メンバーとして鹿島のリーグ3連覇に貢献。2008、09年シーズンにはJ1ベストイレブンに選出された。

2010年夏には、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04に移籍。シャルケでは右サイドバックのレギュラーを確保し、2010-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4進出を果たした。2016-17シーズン限りでシャルケを退団すると、ドイツ2部・1.FCウニオン・ベルリンを経て、2018年から鹿島に復帰した。2015年の右膝手術以降は度重なる負傷により戦線を離脱することが増えており、今シーズンはここまでリーグ戦1試合、カップ戦1試合の出場にとどまっていた。

日本代表としては2008年1月のチリ戦でのデビュー以来、74試合に出場。FIFAワールドカップでは、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会で代表メンバーに選出された。U-23日本代表では、2008年の北京オリンピックに出場した。

■内田篤人公式戦成績(2020/8/20現在)

J1リーグ通算

  • 147試合 3得点

リーグカップ通算

  • 25試合 0得点

天皇杯通算

  • 15試合 1得点

AFCチャンピオンズリーグ

  • 24試合 3得点

FIFAクラブワールドカップ

  • 3試合 0得点

ゼロックススーパーカップ

  • 3試合 0得点

ドイツ・ブンデスリーガ

  • 104試合 1得点

DFBポカール(ドイツカップ)

  • 8試合 0得点

UEFAチャンピオンズリーグ

  • 31試合 1得点

UEFAヨーロッパリーグ

  • 9試合 0得点

ドイツ・ブンデスリーガ(2部)

  • 2試合 0得点

■代表歴

日本代表:74試合2得点

  • 日本代表(2010、2014FIFAワールドカップ、2013 FIFAコンフェデレーションズカップ、2011 AFCアジアカップ)
  • U-22、U-23日本代表(2008 北京オリンピック)
  • U-16~U-20日本代表

※U-20日本代表(2007 FIFAU-20ワールドカップカナダ)

内田の引退発表を受け、2016-17シーズンまで所属していたシャルケはクラブ公式Twitterを更新。「共に戦うことができて嬉しかった!"ウッシー"の今後のご活躍をお祈りしております」とメッセージを掲載した。

また、中村憲剛や槙野智章ら、日本代表などで内田とチームメイトだった選手からも惜別のコメントが寄せられている。

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