競泳の瀬戸大也(せと・だいや)は、1994年5月24日生まれの埼玉県入間郡毛呂山町出身。幼い頃から体を動かすことが大好きだった瀬戸は、5歳の時に水泳に始め、見る見るうちに四泳法を習得して、その才能を開花させる。得意種目は、個人メドレー。
(最終更新:2024年7月10日)
同学年の瀬戸と萩野公介が、初めて同じプールで戦ったのが小学3年生の時に出場した全国JOCジュニアオリンピックカップだ。この大会で苦杯を喫した瀬戸は、負けず嫌いの性分が触発され、更なるパフォーマンス向上に努める。
瀬戸は高校在学中に出場したインターハイ400m個人メドレーで3連覇を達成。高校3年生時に出場した日本選手権2012では、得意とする個人メドレー2種目(400m・200m)に出場し、代表選考の対象となる派遣標準記録を突破するも決勝レースで上位2人に入ることができず、ロンドン2012代表の座を逃した。一方、萩野はオリンピック代表に選出され、瀬戸は再び辛酸をなめることとなる。
2013年に大学へ進学した瀬戸は、世界水泳の代表選考会となる日本選手権2013で個人メドレー(400m・200m)で萩野に敗れるも、2位となって代表の座を掴む。そして、スペイン・バルセロナで行われた世界選手権男子400m個人メドレーでは、金メダルに輝き日本代表としては史上初となる同種目での世界一となった。
さらに、2015年にロシア・カザンで行われた世界水泳で瀬戸は、パーソナルベストを更新して男子400m個人メドレー2連覇を達成し、自身初のオリンピック出場となるリオ2016の代表権を勝ち取った。
リオ2016で2種目に出場した瀬戸は、男子200mバタフライで5位入賞、そして男子400m個人メドレーでは銅メダルを獲得し、優勝した萩野と一緒に表彰台に上った。
母国開催のオリンピックに向けて、瀬戸は快進撃を続ける。2019年に大韓民国・光州で行われた世界水泳では、個人メドレー2種目で金メダルを獲得して2冠に輝く。また、男子200mバタフライでは自己ベストタイム更新して銀メダルを獲得。これらの成績が評価され、瀬戸はTokyo 2020男子個人メドレー2種目の日本代表内定選手第1号となる。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックにより、1年延期となったオリンピックに合わせて、オリンピック代表選考会を兼ねた2021年開催の日本選手権では、代表内定済みであるにも関わらず、瀬戸は同大会に出場し、男子200mバタフライで2位に入り、3つ目のオリンピック出場権を勝ち取った。
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