2度のオリンピック出場経験を持つアメリカの体操選手、サム・ミクラクは、水泳界の伝説的存在であるフェルプスが自身の精神的な苦悩を語っているのを聞いて、「もっと心を開くようになった」と語る。COVID-19による自粛生活や、東京2020が延期になった際には、自分自身や自分の中核となる価値観を見つめ直して「思う存分泣いた」ことで、人生や競技に別の視点から取り組めるようになったという。「もっと早くやっておけばよかった」と語る世界選手権のメダリストは、周囲に助けを求めたり、幸せを見つけたり、楽しいことに集中したり、これまでの大会で経験した「巨大なストレスの塊」から脱却しようとすることで得られたメリットを明かしてくれた。