イギリスの映画監督トニー・メイラムが制作した本作品は、ハリウッドスターのジェームス・コバーンがボブスレーコースに登場するオープニングシーンから、従来とは一線を画した記録映画になる予感を漂わせている。コバーンは大胆にも、リュージュやアイスホッケー、バイアスロンなどいくつかの競技に挑戦。さらにスキーワクシングの芸術や、フィギュアスケートの詳細な部分にも焦点を当てている。イギリスのキーボード奏者リック・ウェイクマンが手掛けたサウンドトラックのヒットにより、本作は映画館でも数カ月間にわたって上映された。ウインタースポーツの魅力と厳しさを伝えてくれるドキュメンタリーだ。 トニー・メイラム | 1977 | 77分 | 2013 IOC 修復版