ローマ1960

Olympic Games Rome 1960

ローマ1960メダル

ローマ1960のメダルは、月桂冠を模した銅製のリングが周囲を取り囲み、同じく銅製の月桂樹の葉を編み込んだ鎖につながれているデザインが特徴的です。

1928年から1968年まで、夏季オリンピックのメダルには基本的に同じデザインが使用されました。表面には、左手にヤシの葉、右手に勝者の冠を持つ勝利の女神を刻印。裏面には、オリンピックスタジアムを背景に、群衆に称えられる勝者が刻まれています。この慣習はミュンヘン1972組織委員会によってピリオドが打たれ、バウハウスで教鞭をとった彫刻家ゲルハルト・マルクスが制作したデザインに変わることになります。

なお例外的に、ローマ1960ではデザインの表と裏が入れ替わり、表面は群衆に称えられる勝者、裏面に勝利の女神が描かれました。アムステルダム1928以降のオリンピックメダルに使用されたこのデザインは、フィレンツェの芸術家ジュゼッペ・カッシオーリ(イタリア、1865-1942)が制作し、1921年に国際オリンピック委員会が主催したコンテストによって選ばれました。この大会のメダルには「GIOCHI DELLA XVII OLIMPIADE ROMA MCMLX」と刻まれているます。

**デザイン:**ジュゼッペ・カッシオーリ

**材質:**1位(銀に金メッキ、銅)、2位(銀、銅)、3位(青銅)

**寸法:**銀に金メッキ(68mm)、銀(70mm)、銅(69mm)

**鋳造:**スタビリメンティ・アルティスティチ・フィオレンティーニ

(IOC)
ローマ1960

オリンピックを深く知ろう

ブランド

ビジュアル・アイデンティティは、各オリンピックごとに作成される

ブランド

メダル

オリーブ冠に始まり、メダルのデザインも年々進化

メダル

トーチ

オリンピックを象徴するものとして、開催国独自のバージョンを提示

トーチ