Olympic Games London 1948
ロンドン1948
オリンピックについて
困難に挑戦
第二次世界大戦により、1940年と1944年のオリンピックは開催されていません。そのようななか、急遽ロンドンはオリンピック開催を打診されました。配給制における必要物資の不足という状況であったにもかかわらず、ロンドンはこの困難に立ち向かうことを決意、すなわち暗い影を落としていた時代に真の勝者になろうとしたのです。
進化と革新
ロンドン1948は家庭用テレビで最初に放映された大会になりましたが、当時のイギリスでは、ほとんどの家庭にテレビがありませんでした。また、陸上競技のスプリント種目(100 - 400m)でスターティングブロックが初めて導入されました。
印象的なパフォーマンス
アメリカのボブ・マサイアスは、十種競技を始めてわずか4カ月で金メダルを獲得。しかも17歳での戴冠は、いまもオリンピック陸上競技の男子史上最年少記録となっています。一方、この大会で輝きを放った女性アスリートは、オランダのスプリンター、ファニー・ブランカース=クン。スプリント4種目のすべてに出場し、4個の金メダルを手に入れました。
逆境を克服
ハンガリー代表の一員としてピストルの世界王座を獲得したカーロイ・タカーチュは、1938年に手榴弾の暴発で右手に重傷を負いました。しかし、左手を使って競技を続けると、その10年後にラピッドファイアピストル種目でオリンピック金メダルに輝きました。
**参加国・地域数:**59
**参加選手数:**4,104(女子390、男子3,714)
**競技種目数:**136
**ボランティア:**不明
**メディア:**不明
参加国が拡大
ビルマ、セイロン、レバノン、プエルトリコ、シリア、ベネズエラなど多くの国が初参加する一方、日本、ドイツ、ソビエト連邦は不参加でした
表彰
上位6選手に賞状が授与されました
屋内プール
ウェンブリーにほど近く、8,000人を収容可能なエンパイアプールは、オリンピック史上初めての屋根付きプールです。全長がオリンピック規定の50m以上あったため、審判・役員用に木製のプラットフォームを増築し、短縮する改修工事が行われました
セレモニー
1948年7月29日、ロンドン、ウェンブリースタジアム。開会式:聖火リレー最終走者のジョン・マークスを大会組織委員会役員が拍手で迎えました
メダル獲得数
出場チームと獲得メダルの一覧はこちらから。
注目アスリート
リプレイ:
ロンドン1948
オリンピックを深く知ろう
ブランド
ビジュアル・アイデンティティは、各オリンピックごとに作成されるブランド
メダル
オリーブ冠に始まり、メダルのデザインも年々進化メダル
トーチ
オリンピックを象徴するものとして、開催国独自のバージョンを提示トーチ