Olympic Winter Games Innsbruck 1964
インスブルック1964
オリンピックについて
雪不足
インスブルック1964は雪不足に悩まされ、この問題を解決するためにオーストリア軍の協力を要請。山腹から2万個もの氷塊を切り出し、リュージュとボブスレーのコースに運びました。オーストリア軍はまた、4万立方メートルの雪をアルペンスキーの会場に運び、さらにバックアップ用に2万立方メートルの雪を残しました。
初登場
モンゴル、インド、北朝鮮が冬季オリンピックに初出場。北朝鮮はハン・ピルファがスピードスケート女子3000mで銀メダルを獲得し、同国に冬季オリンピック初のメダルをもたらしました。ボブスレーのコースに人工雪が使われたのもこの大会が初めてで、結果として同種目の安全性が大幅に改善されました。
姉妹対決
女子回転では、フランスのマリエル・ゴアシェルが姉クリスティーヌ・ゴアシェルに次ぐ2位でフィニッシュ。その2日後、18歳のマリエルは大回転で雪辱を果たし、姉を破って金メダルに輝きました。
オリンピック精神
ボブスレーではエウジェニオ・モンティ(イタリア)がスポーツマンシップの見本を示し、イギリスのトニー・ナッシュ/ロビン・ディクソン組に交換用のアクスルボルトを貸与。イギリスペアが金メダルを獲得したことで、その振る舞いが称賛されました。イタリアも銅メダルを獲得しており、モンティはスポーツマンシップを称えるド・クーベルタンメダルの初代受賞者となりました。
**参加国数:**36
**参加選手数:**1,091(女子199、男子892)
**競技種目数:**34
**ボランティア:**N/A
**メディア:**N/A
オリンピアで採火
冬季オリンピックでは初めてオリンピアで聖火が採火されました。この大会以降、聖火は必ずオリンピアで採火されるようになりました。
タイム計測の精度が向上
アルペンスキーで100分の1秒まで計測可能になりました。
五輪の川
イン川はインスブルックの名前の由来となった川で、その源流はサン・モリッツに程近いスイスアルプスにあります。つまり、この川にちなんだ冬季オリンピックは、1928年大会と1948年大会(サン・モリッツ)、1964年大会と1976年大会(インスブルック)の計4回を数えます。
観客数は100万人超
観客数が100万人を突破(107万3,000人)し、多くのファンがゲレンデやリンクでチャンピオンたちのパフォーマンスを楽しみました。アルペンスキー各種目とアイスホッケーの試合には記録的な数の大観衆が集まりました。
メダル獲得数
出場チームと獲得メダルの一覧はこちらから。
注目アスリート
リプレイ:
インスブルック1964
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ブランド
ビジュアル・アイデンティティは、各オリンピックごとに作成されるブランド
メダル
オリーブ冠に始まり、メダルのデザインも年々進化メダル
トーチ
オリンピックを象徴するものとして、開催国独自のバージョンを提示トーチ