第103回全国高等学校野球選手権大会は8月26日、準々決勝4試合が行われた。京都国際、智辯和歌山、智辯学園、近江がそれぞれベスト4に進出。ベスト4全てが近畿勢なのは、大会史上初。ここでは8月26日の試合を振り返る。
京都国際(京都)は2点を追う8回、中川勇斗の押し出し四球などで同点に追いつき、続く9回に松下恵富の安打が相手のミスを誘い、敦賀気比(福井)にサヨナラ勝ち。京都国際は初出場で準決勝に進出した。
智辯和歌山(和歌山)は高嶋奨哉のホームランなどで9得点を挙げ、石見智翠館(島根)に大勝。投げては塩路柊季、高橋令、武元一輝の継投で、石見智翠館打線を1点に抑え込んだ。
智辯学園(奈良)は1点を追う9回、山下陽輔の押し出し死球で追いつくと、続く岡島光星のタイムリーで明徳義塾(高知)にサヨナラ勝ち。明徳義塾は9回に代木大和のソロ本塁打で勝ち越したが、最後に力尽きた。
近江(滋賀)が神戸国際大付(兵庫)との激戦を制し、20年ぶりの4強進出。神戸国際大付は9回、二死から打線が繋がり4得点で同点に追いつく。しかしその裏、春山陽生のタイムリーで近江がサヨナラ勝ちを決めた。
8月26日の試合結果
京都国際3-2敦賀気比
石見智翠館1-9智辯和歌山
智辯学園3-2明徳義塾
近江7-6神戸国際大付