【陸上】日本選手権・20km競歩が世界記録の対象外に…五輪代表選考会の位置づけは維持

1 執筆者 小杉正貴
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(2018 Getty Images)

日本陸上競技連盟(JAAF)は1月22日、Tokyo 2020(東京五輪)日本代表選考会を兼ねる第104回日本陸上競技選手権大会・20km競歩が国際競技会の参加資格記録やワールドランキング、世界記録の対象外になると発表。国際競歩審判員(IRWJ)が3名以上そろわないため。

JAAFは「国内の代表選考競技会においては例年、海外からIRWJの招へいをしており、本競技会も招へいの準備を進めておりましたが、国内外の新型コロナウイルス感染拡大による入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置のためIRWJの招へいができない状況となりました。国内にIRWJは2名おりますが、本競技会はワールドアスレティックスが記録を認める要件の一つである『国際競歩審判員3名以上』を満たせない」ためと説明している。一方「記録は日本記録の対象および国内の競技会の申込資格記録として有効」としており、東京五輪の日本代表選考競技会という位置付けに変更はない。ただし参加資格に影響が出るため、選考基準の一部を改訂する予定としている。男子20km競歩の選考はすでに終了。女子20km競歩も2枠が内定、残り1枠となっている。

第104回日本陸上競技選手権大会・20km競歩は2月21日、六甲アイランド甲南大学西側20kmコース(兵庫県神戸市)で開催される。

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