【ラグビーW杯・日本大会】決勝|試合巧者の南アフリカが優勝!3大会ぶり3度目

1 執筆者 鈴木花
家族とともに優勝を祝う南アフリカ代表の選手たち

11月2日、ラグビー・ワールドカップ日本大会の決勝が、横浜国際競技場で行われた。試合巧者ぶりを発揮した南アフリカが、イングランドを32-12で下し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。ペナルティーゴールで得点を奪い合う膠着した展開に持ち込んだ南アフリカが、試合を優位に進め、栄冠を手にした。この試合の最優秀選手は、日本で活躍しているドウェイン・フェルミューレン(クボタスピアーズ)。

強固な守備を武器に勝ち上がった南アフリカとイングランドの両チームの対戦は、後半26分までトライが決まらない潰し合いとなった。南アフリカは、マッチプラン通りに相手のファウルをからハンドレ・ポラードのペナルティ・ゴールで得点を重ね、最後まで試合を優位に進めると、終盤に2つのトライで勝負を決めた。

前回大会では、日本代表の監督を指揮したイングランドのエディ・ジョーンズ監督は、「選手は素晴らしいほどに全力を尽くした。今日は、我々の実力が足りなかった。南アフリカの並外れたパフォーマンスを祝福したい」と相手の強さを称えた。

優勝した南アフリカのラッシー・エラスムス監督は、「日本で受けたサポートに感謝したい。我々が寂しく感じたことも無かったし、いつでも、どこでもファンのサポートを感じていた。故郷に帰るのが待ちきれない」とホスト国の日本や応援してくれたファンへの感謝を述べた。

満員のスタジアムのなか、選手たちの家族も駆けつけた盛大な優勝セレモニーとともに終えたワールドカップ日本大会。次回、2023年のワールドカップは、フランスで開催される。

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