日本野球機構(NPB)は5月22日、Jリーグとの"新型コロナウイルス対策連絡会議"で専門家チームより新たな提言がなされたことを受け、12球団代表者会議を行った。代表者会議では、開幕日の決定には至らなかったものの、緊急事態宣言の解除後にできるだけ早く日程を発表したいとの意向が確認された。
新型コロナウイルス対策連絡会議での専門家チームより新たな提言では、開催に向けての基本方針や感染対策について言及された。それを受けプロ野球12球団は代表者会議を実施。公式戦開幕について協議した。現時点では一部地域で緊急事態宣言が継続していることから、開幕日の発表には至らなかったものの、緊急事態宣言の解除後にできるだけ早い段階で開幕スケジュールを発表したいとの意向が示された。斉藤惇コミッショナーは、「これまでの対策連絡会議では専門家より厳しい意見が出ていたが、感染者の数も減り環境も変わってきたことから、本日は前向きな提言をいただいた」と、公式戦開催に向け前進しているとした。また詳細な公式戦開幕時期については、「6月中旬以降を目指すということを決めているが、正確な日程の発表については緊急事態宣言の解除が最低限の条件になる。そのため解除され次第、できるだけ早い段階でスケジュールなどをお知らせできると思うので、政府の判断に期待をもっている」と説明した。