日本ゴルフ協会(JGA)など、国内男女ゴルフツアー開催にかかわる5団体は5月20日、「国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウィルス感染症対策に関するガイドライン」の制定を発表した。同ガイドラインでは、大会開催の判断基準および、開催した場合の感染対策などが記されている。
「国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウィルス感染症対策に関するガイドライン」は、ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議(JGA・PGA・JLPGA・JGTO・GTPA)で作成。5団体が大会運営における感染症対策として準備していたものをベースに、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した、「新型コロナウイルス対策連絡会議」での提言を参考に編集された。同ガイドラインでは、トーナメントの開催における基本方針や開催可否の判断基準、開催時の感染症対策および関係者への対応などについて言及しており、すべての選手関係者、大会運営関係者に共有される。5団体はガイドラインについて、感染状況の変化や政府の対策方針、開催地域などにより、都度改訂し公開するとしている。
「国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウィルス感染症対策に関するガイドライン」は**こちら**(PDF)
国内プロゴルフツアーは現在、男女とも開幕から大会中止が続いている。男子ツアーはメジャー大会初戦の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」を含め、6月まで全トーナメントの中止が既に決定している。メジャー2戦目「第88回日本プロゴルフ選手権大会」(7/2~7/5)は同日程での開催されないことが決まっている。最終的な開催可否判断は、6月15日のPGA定例理事会後にされる。女子ツアーは第17戦を除き、開幕から第19戦「ニッポンハムレディスクラシック」(7/9~7/12)までの中止が決定済み。5月21日時点で第17戦「アース・モンダミンカップ」(6/25~6/28)の開催可否については発表されていない。