現地時間10月25日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ「ISUグランプリ・スケートカナダ」(ブリティッシュコロンビア州ケロウナ)が開幕し、女子ショートプログラム(SP)で紀平梨花が首位に立った。負傷を押して出場した本田真凜は10位だった。
最終滑走者となった紀平は華麗なトリプルアクセルを決めると、その後も3回転ジャンプを中心に着氷し、スピン、ステップも最高評価となるオールレベル4となり、81.35点を獲得。2位のユ・ヨン(韓国)に3.13点差(78.22点)をつけてSPトップに立った。演技後にはフリースケーティングに向けて「誰がどんな演技をしても自分の演技を完璧に滑りたい」と話した。
公式練習前日の移動中に交通事故に遭った本田真凜は右すねにサポーターを巻いて強行出場。首の痛みも抱えるなか、3回転ループから3回転トゥループを決め、途中、予定の回転数を落としながらも笑顔で演技を終えて10位となった。
注目されたロシアのアレクサンドラ・トルソワは無難な構成で演技をこなし、74.40点で3位につけた。