今シーズン、バルセロナのトップチームに16歳ながら飛び級で帯同し、すでに2ゴールを決めているアンス・ファティ。“ラ・マシアの宝石”とも称されるバルセロナ育ちの逸材が、2020年の東京オリンピックに出場することになるかもしれない。
現地時間26日、スペインメディア『マルカ』はファティについて「スペインの連盟はファティを間もなくU-21でプレーさせるかもしれない」との見出しで伝えた。
これまでファティはギニアビサウ国籍だったが、先日スペインのパスポートを取得することが決まった。そしてファティは10月~11月にブラジルで行われるU-17ワールドカップにおいて、U-17スペイン代表でプレーする可能性が高まっている。
そしてスペインサッカー連盟(RFEF)は、バルセロナのトップチームで結果を残しているファティについて、さらに上の世代であるU-21の代表でプレーするには、十分なレベルを備えていると判断しているという。2020年の東京オリンピックでは、U-23スペインに飛び級で参加することが有力視されている。
スペインは東京オリンピックのヨーロッパ予選も兼ねているU-21欧州選手権で優勝を果たしており、すでに五輪行きの切符を手にしている。
U-17W杯を控えている時期だが、10月10日と15日にはU-21スペイン代表が試合を予定しており、今後を見据えてファティがU-21の代表に招集される可能性もある模様。果たしてバルセロナでブレイクした16歳の逸材は来年、東京五輪のピッチに立つことになるのだろうか。
スペインサッカー連盟、そして所属先であるバルセロナがどう判断するのか、引き続きその動向が注目されるところだ。