鹿島からバルセロナへの移籍でクラブ間合意に至っている日本代表MF安部裕葵は14日、日本からスペインへと渡航した。同選手について、現地メディアが伝えている。
スペイン『ムンドデポルティーボ』は「バルセロナBチームは月曜(15日)から始動する」との見出しで、安部の写真を使ってその動向を報じている。
「アスルグラーナ(バルセロナの愛称)のセカンドチームは新たな選手を複数加えて月曜からスタートを切る」
「オランダからやってきたルドヴィト・ライス(元フローニンゲン)と、マイク・ファン・ベイネン(元NACブレダ)はすでに正式契約を結んでいる。月曜には安部裕葵がメディカルチェックを終え、それに続くだろう」
「ライスも安部もトップチーム帯同のチャンスがあるかと思われたが、彼らはBチームから始動することになるはずだ」
バルセロナへの移籍が基本合意に至った安部は、当面のところBチームが主戦場になる見通し。そしてバルセロナBチームからトップ昇格に向けた壁はかなり高いものと見られる。
「バルセロナ・フベニールA(U-19)のアルナウ・コマス、ルーカス・デ・ベガ、セルジ・ソラーノらもBチームに加わる。さらに下のカテゴリーにいるイライクス・モリバとアンス・ファティもクラブ側と新契約を結ぶ可能性が高い。そしてアフリカネーションズカップ参加組のムサ・ワゲもいる」
「その他、レンタルバック組もいることから、バルセロナBのガルシア・ピミエンタ監督は何人かのプレーヤーを8月までに見切ることになるかもしれない」
報道によると、安部裕葵は現地時間15日にメディカルチェックを受け、同日に正式契約を交わす見通し。翌日の16日からバルセロナBチームに参加する予定となっている模様。
バルセロナBは同世代の有力選手がひしめいている状況となるが、そんな中でも安部は存在感を示すことができるのだろうか。カタルーニャでの活躍が期待される。