バドミントン全英オープンが、現地時間6日にイギリス・バーミンガムで開幕する。
同大会は、年間3大会行われる「スーパー1000」の1つであり、世界バドミントン連盟(BWF)が開催するBWFワールドツアーの6つの大会カテゴリーのうち、ワールドツアーファイナルズに次ぐ2番目の格付けの大会となっている。つまり、非常に重要な大会だ。大会創設は1899年と歴史は長く、1977年にBWFが創設されるまでは非公式の世界選手権としての役割を果たしていた。
前回大会、日本からは混合ダブルスで渡辺勇大/東野有紗ペアが優勝を飾っている。日本勢は1970年代に女子シングルス、女子ダブルスで幾度も優勝を果たしたが、その後は長年タイトルから遠ざかっていた。しかし、2016年には奥原希望が女子シングルスを、「タカマツ」こと高橋礼華/松友美佐紀ペアが女子ダブルスを制し、沈黙を破った。今年は男子種目での日本勢初優勝にも期待が掛かる。
その日本男子勢は、直前に行われたドイツオープンで桃田賢斗が男子シングルス、遠藤大由/渡辺勇大ペアが男子ダブルスを制した。桃田は男子シングルスに第1シードでエントリー。男子ダブルスは遠藤/渡辺ペアが第4シード、嘉村健士/園田啓悟ペアが第3シードに入っている。
女子シングスでは奥原希望が第2シード、ドイツオープンを制した山口茜が第4シードからタイトルを狙う。女子ダブルスは「フクヒロ」こと福島由紀/廣田彩花ペア、「タカマツ」ペア、松本麻佑/永原和可那ペアと第3シードまでを日本勢が占めている。混合ダブルス前回大会優勝の渡辺/東野ペアは第3シードからの連覇を目指す。
大会は現地時間6日に1回戦各試合が行われる。