現地時間3月11日、英国のバーミンガムで『第110回全英オープン』が開幕した。女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)、山口茜(再春館製薬所)をはじめ、各種目で日本勢は好スタートを切った。なお、前回チャンピオンの桃田賢斗は、1月にマレーシアで巻き込まれた交通事故のリハビリのため、出場していない。
女子シングルス世界4位の奥原希望は、同ランク10位のカナダの強豪ミシェル・リーと対戦し、2-0(21-12、21-12)のストレート勝ちで好スタートを切った。同3位の山口茜も、インドの選手に2-0(21-11、21-8)と危なげなく勝利した。翌日の2回戦では、この日ロシアの選手に2-0で快勝した高橋沙也加(日本ユニシス)と、日本人対決を迎える。大堀彩(トナミ運輸)は、世界15位で韓国のキム・ガユンに2-1(12-21、21-16、21-18)の逆転勝ちを果たした。
男子シングルス世界11位の常山幹太(トナミ運輸)は、韓国の選手に2-1(21-17、16-21、21-15)で競り勝った。同16位の西本拳太(トナミ運輸)は、香港の伍家朗と対戦した。世界ランク8位を相手に、2-0(21-18、21-15)としっかりと勝ちきった。
女子ダブルス世界7位、リオ五輪金メダルの“タカマツ” 高橋礼華/松本美佐紀(日本ユニシス)ペアは、スウェーデンのペアに2-0(21-13、21-13)のストレート勝ちを果たした。同3位の福島由紀/廣田彩花(アメリカンベイプ)の“フクヒロ”ペアは、中国のペアに2-0(21-10、21-6)の完勝で2回戦に駒を進めた。同2位の“ナガマツ”こと永原和可那/松本麻佑(北都銀行)ペアも、オランダのペアに2-0(21-12、21-12)で快勝。翌日は、この日ロシアのペアに2-0で快勝した志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)の“シダマツ”ペアと日本勢同士の対戦となる。
男子ダブルス世界4位の“ソノカム” 園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)ペアは、台湾のペアに2-1(21-12、21-23、21-10)と苦しみながらも、最後は突き放した。同6位の“エンワタ”こと遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス)は、ホスト国イングランドのペアを2-0(21-14、21-12)で下した。同12位の保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)の“ホキコバ”ペアは、韓国の世界ランク8位の強豪ペアを、1時間を超える接戦の末に2-1(24-22、19-21、21-19)で破った。古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)は、インドネシアのモハマド・アッサンを擁する世界2位のペアに1-2(21-12、13-21、23-25)で惜敗した。
2018年大会で優勝し、大きなステップアップを果たした混合ダブルスの“ワタヒガ”こと渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)ペア。初戦で韓国のペアに2-0(23-21、21-14)で勝利し、弾みをつけた。保木卓朗(トナミ運輸)/永原和可那(北都銀行)ペアは、開催国イングランドのペアに0-2(9-21、15-21)の完敗を喫した。
各種目の2回戦は、翌3月12日に行われる。