ロンドンオリンピック、バドミントン競技の女子シングルス金メダリスト、リ・シュールイ(李雪ゼイ/中国)が、国際舞台のから退くことを表明した。世界バドミントン連盟(BWF)が明らかにしている。
1991年生まれ、現在28歳のリ・シュールイは2010年、当時19歳でアジア選手権を制した。その後も実績を積み重ねて2012年のロンドンオリンピックでは中国代表に選出。
ロンドン五輪では1セットも落とさず決勝までストレートで勝ち上がり、ファイナルでは3歳年上の同胞ワン・イーハン(王儀涵)を2-1で破り、金メダルに輝いた。
4年後のリオデジャネイロオリンピックでもリ・シュールイは準決勝まで勝ち進んだが、金メダルを獲得したカロリーナ・マリン(スペイン)に屈し、3位決定戦へ。だがマリン戦でヒザの靭帯を損傷したこともあり、奥原希望との3位決定戦は棄権となり、銅メダルを逃している。
その後もリ・シュールイは国際大会の公式戦に挑んでいたが近年は負傷に悩まされ、世界ランキングも20位台に落ちていた。9月の韓国オープンでは初戦で日本の髙橋沙也加と戦ったが第2セットで棄権となり、結果的にこの試合が国際大会でのラストゲームとなった。