自転車トラック競技の世界王者を決める『トラック世界選手権2019』の2日目が、現地時間2月28日、ポーランド・プルシュクフで行われた。注目の男子ケイリンでは日本勢が健闘した。
ケイリンは日本発祥の種目で、全6周・最大7人で行われ、スタートから3周まで先導者が風よけとして走り、残り3周で先導者が抜け、先着順に順位が決まる。2018年の世界選手権では日本人として25年ぶりに河端朋之が銀メダルを獲得した。
今年もその河端、新田祐大、脇本雄太がエントリー。3人とも準々決勝まで勝ち上がったものの、河端がトラックの最内となるブルーバンド上を走ったと判断され、降格敗退に。
最終的に新田が2位となり、チームスプリント予選敗退の雪辱を遂げると同時に、日本に2年連続の銀メダルをもたらした。世界クラスの実力を持つ脇本は、周囲のマークが厳しく8位に終わった。
優勝はオランダのマティエス・ブフリ。チームスプリントでの金メダルに続き、個人でも金を獲得したことで“無冠の王者”の名を返上した。3位はドイツのシュテファン・ボティシャーとなった。