自転車トラック競技の世界王者を決める『トラック世界選手権2019』が、現地時間2月27日、ポーランド・プルシュクフで開幕した。開幕セレモニー後の午後18時からチームスプリント予選・決勝が行われた。
チームスプリントは、男子は3名でトラック3周、女子は2名でトラック2周を競う競技だ。1人1周ずつ先頭を走り、風よけの役目を終えた選手は離脱。最後に残った選手のタイムがフィニッシュタイムとなる。予選上位8チームが1回戦に進み、上位2チームが決勝、3、4位で3位決定戦が行われる。
日本は男子のみエントリーし、1月末のワールドカップ第6戦で銀メダルを獲得した雨谷一樹、深谷知広、新田祐大が挑んだが、メダル想定ラインの43秒5に届かず。44秒260でフィニッシュで予選敗退となり、16チーム中10位に終わった。
優勝はチームスプリントの絶対王者オランダ。予選を42秒574のトップ通過、イギリスとの組み合わせとなった1回戦では42秒436、フランスとの決勝では圧巻の41秒923を叩き出しての2連覇だった。2位はフランス、3位はロシアと強豪国が続いた。女子は1位がオーストラリア、2位がロシア、3位がドイツとなった。