テニス四大大会(グランドスラム/GS)女子シングルス23勝のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ合衆国)が、近く現役を引退する意向であることを表明した。女子テニス協会(WTA)なども9日に伝えている。
WTAは9日、GS・全米オープンが現役最後の大会になると断言していないと前置きしたうえで、セリーナ・ウィリアムズが近く現役を引退する意向であることを伝えた。セリーナ・ウィリアムズ自身も米国ファッション誌「VOGUE」最新号の記事内で、「テニスから離れ、自分にとって大事な他の分野に進む」と現役引退の意向を示唆。現在4歳の長女・オリンピアを持つセリーナ・ウィリアムズは、新たな子供を望んでおり出産と家庭のための時間を作りたいとしている。
2021年GS・ウィンブルドンを最後に戦線を離脱していたセリーナ・ウィリアムズは、2022年のウィンブルドン(6月27日開幕)で復帰。8月8日のナショナルバンクOP1回戦で、2021年GS・全仏オープン3回戦以来となるシングルスでの白星を挙げていた。
セリーナ・ウィリアムズはGSで女子シングルス通算23度の優勝(全豪OP7勝、全仏OP3勝、ウィンブルドン7勝、全米OP6勝)、女子ダブルスでは14勝(全豪OP4勝、全仏OP2勝、ウィンブルドン6勝、全米OP2勝)のほか、オリンピックでも4つの金メダルを獲得。ロンドン2012では女子シングルスとダブルスの2冠を達成した。