サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは9月8日、FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022出場権を懸けたアジア最終予選(Road to Qatar)の第2戦で中国代表と対戦し、1-0で勝利。決勝点を決めた大迫勇也(ヴィッセル神戸)は課題を挙げつつも、「この勝点3はポジティブだと思う」と総括した。
前半は中国がゴール前に人数を掛けて守り、日本がボールを支配してチャンスを伺う展開になった。大迫は「あれだけ相手が引くと、自分たちは我慢(の時間)が続くと考えていた。それでも、あの状況では相手の方がしんどかったと思う」と試合を冷静に分析。「焦らずに、チャンスをしっかり決め切ろうとだけ考えていた」という言葉通り、右サイドを突破した伊東純也(KRCヘンク/ベルギー)のクロスに合わせ、貴重な決勝ゴールをマークした。
その後も日本が優位に試合を進めながらも、追加点を奪うことはできず、最少得点での勝利となった。1得点に留まった要因について、大迫は「初戦を落としたことで、チームとして『絶対に勝点3を取りたい』という思いが強すぎたこともある」と精神的な部分を指摘。「課題であることは間違いない」と今後への改善点とした。次戦は10月7日のサウジアラビア代表戦。大迫は「神戸で結果を出さないと呼ばれないという危機感を持ちながら、自分のプレーを出していきたい」と、次回の招集に向けてクラブでの活躍を誓った。