2012年のロンドンオリンピック・エジプト代表として活躍したモハメド・サラーについて、現エジプト代表監督が東京五輪出場メンバーに招集したいという意向を会見で示し、地元紙などが伝えた。
プレミアリーグ王者リヴァプールに在籍するサラー(1992年6月15日生・28歳)が、オーバーエイジ(OA)枠で東京オリンピックへと出場することになるかもしれない。
すでにアフリカ大陸の五輪予選に該当するU-23CAFネイションズカップ2019を勝ち抜き、本戦の出場権を得ているエジプト代表。東京五輪は新型コロナウイルスの影響で大会は2021年へと延期になったが、エジプト五輪代表指揮官はサラーをオーバーエイジとして招集する意向を示した。
3日に行われた記者会見で、ショーキー・ガリブ監督は以下のように発言。その言葉をエジプトの大衆紙『アルアハラム』が伝えている。
「エジプトにはサラーのような偉大な選手がいる。彼を招集するためにこれまでも交渉を重ねてきた。その結末が我々の利益になることを願っているよ」
「もちろん我々は東京オリンピックでサラーが活躍する姿を見たいと思っている。それは協会のみんなも同様だ。彼のようなワールドクラスの選手が加わることで、チームの質は明らかに高まるからね。ブラジルだってネイマールのような選手を加えた結果、リオデジャネイロオリンピックで金メダルを手にしているんだ」
サラーの所属先であるリヴァプールのユルゲン・クロップ監督は以前「オリンピックは素晴らしい大会だ。だがその話題はあまりクールじゃないね」と発言。チームは過密日程を余儀なくされていることから、サラーのオリンピック出場については難色を示していた。
果たしてプレミアリーグ屈指のアタッカーは、エジプト五輪代表として日本へと来ることになるのだろうか。