FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022アジア最終予選(Road to Qatar)、日本代表・SAMURAI BLUE 対 中国代表が現地時間9月7日にカタール・ドーハで行われ、日本は1‐0で勝利。試合後に森保一監督が会見に臨んだ。
2日にホーム(大阪府・市立吹田サッカースタジアム)でオマーン代表に敗れ、最終予選初戦黒星スタートとなった日本。オマーン戦から中4日での一戦となった中国戦の臨戦過程について森保監督は「選手たちが中国戦に向けて1人1人が良い準備をしてくれた。チームとして良いエネルギーをトレーニングから作ってこの試合に向かった」とメンタル面の切り替えができていたと説明した。
中国戦で日本は立ち上がりから試合を優位に進め、40分に大迫勇也(ヴィッセル神戸)のゴールで先制。この得点について森保監督は「チームが準備してきて、そしてピッチの選手たちがプレーで表現しての得点。ピッチ上だけではなくて、サブの選手、スタッフ、みんなで準備して奪った得点」と語り、チーム全体を称えた。
先制して前半を終えた日本は、1点を守り抜き最終予選初勝利を挙げた。森保監督は「我々が優勢に進められているなか、前半に先制点が奪えたことが良い流れを作った」と中国戦を振り返る。追加点を奪うことができなかったことに関しては課題として挙げ、「2点目を取れるように、より完璧な状態でゲームを終わらせられるようにするということは勇気をもって取り組みたい」とした。
追加点を奪うことはできなかったが、中国を1-0で下し最終予選初白星を手にした日本。森保監督は追加点を課題に挙げた一方で、「プレッシャーがかかる中、無失点に抑え勝ち切ったこと」を評価した。中国戦で勝点3を獲得したことで、次戦のサウジアラビア戦(10月7日/アウェイ)へ自信を持って臨みたいと意気込みを語った。
「自分たちのコンディションを整える、気持ちの上でも覚悟を上回っていく個々の準備がまずは必要。選手の個々の力を発揮し、チームが連係して100%発揮すればより高い確率で勝っていけると(感じている)。選手が力を発揮してくれれば勝てると自信を持って戦いたい。サウジアラビア戦では、やろうとすることと実際のプレーにギャップが出ないように意思統一をして良い距離感で連動できるように準備する。結果がすべてだと思うので、結果にこだわりながらプロセスにもこだわり、自分たちがやるべきことをやる」