【サッカー】2020年「バロンドール」は選出せず…最も権威ある個人賞

1 執筆者 渡辺文重
2019年、六度目の受賞を果たしたリオネル・メッシ

フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」は7月20日、年間を通じて最も活躍した選手に贈る「バロンドール」について、2020年は授与しないと発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、「通常の年として扱うことができない」ことを理由に挙げている。

バロンドールは1956年に同誌が設立。サッカー界で最も権威ある賞の1つとされている。2010年から2015年までは、FIFA(国際サッカー連盟)最優秀選手賞と統合され「FIFAバロンドール」となっていたが、2016年から同誌が独自選出する形式に戻っている。なお、バロンドールの不選出は、創設以来初となる。

歴代受賞回数では、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ/スペイン)の6回が最多で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス/イタリア)が5回で追う。2019年は男子がメッシ、女子はアメリカ合衆国代表MFミーガン・ラピノー(レインFC)が受賞した。

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