FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールネーションズリーグ(VNL)2022は7月9日、男子予選ラウンド第3週の試合を実施。プール5(大阪府大阪市開催)の龍神NIPPON(日本代表)はドイツ代表代表と対戦し、セットカウント3-1で勝利した。
日本は第1セットこそ23-25で落としたものの、その後は25-22、25-20、25-20と危なげなく3セットを連取。ブロックポイントやサービスエースなどの各指標でもドイツを上回り、日本開催の第3週で3連勝を飾った。
キャプテンのアウトサイドヒッター・石川祐希(パワーバレー・ミラノ/イタリア)、オポジットの西田有志(ジェイテクトSTINGS)といった主力を温存する中、攻撃を牽引したのはオポジットの宮浦健人(同)。両チーム通じて最多の17得点をマークした。アウトサイドヒッターの高梨健太(ウルフドッグス名古屋)が16得点、アウトサイドヒッターの髙橋藍(日本体育大学)が14得点と存在感を発揮。ミドルブロッカーの髙橋健太郎(東レアローズ)は6つのブロックポイントを含む10得点の活躍を見せた。
すでにファイナルラウンド進出を決めている日本は、今回の白星で通算成績を9勝2敗とした。10日の次戦は予選ラウンド最終戦となり、7勝4敗のブラジル代表と対戦する。
■VNLとは
VNL(バレーボールネーションズリーグ)は、男子国際大会「ワールドリーグ」、女子国際大会「ワールドグランプリ」に代わる大会として、2018年にFIVBが設立。男女とも16チーム(コアチーム12、チャレンジャーチーム4チーム)が参加する。
従来の予選ラウンドは1回総当たりだったが、2022年大会は各チームが3週間で12試合を戦い、順位を決定する方式を採用している。各週参加チームを2つのプールに分け、1チーム当たり4試合を実施。予選ラウンド上位8チームが進出するファイナルラウンドは、ノックアウト方式で優勝チームを決める。
VNLは毎年開催となっているものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で2020年は中止。2021年は感染予防のため、参加全チームをイタリアに集めて開催した。2022年は2019年以来、2大会ぶりに世界各国で予選ラウンドを行う。
■龍神NIPPONの試合日程・結果
予選ラウンド第1週:6/7-6/12(ブラジル・ブラジリア)
- 6月8日18:00(9日6:00)日本 3-1 オランダ
- 6月9日15:00(10日3:00)日本 3-1 中国
- 6月10日18:00(11日6:00)日本 2-3 アメリカ合衆国
- 6月12日13:00(13日1:00)日本 3-0 イラン
予選ラウンド第2週:6/21-6/26(フィリピン・ケソン)
- 6月21日19:00(20:00)日本 3-1 アルゼンチン
- 6月24日19:00(20:00)日本 3-2 イタリア
- 6月25日15:00(16:00)日本 0-3 フランス
- 6月26日15:00(16:00)日本 3-1 スロベニア