FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールネーションズリーグ2022は現地時間6月9日、男子の予選ラウンドを行った。ブラジル・ブラジリア開催のプール1に入った男子日本代表・龍神NIPPONは中国代表と対戦。セットカウント3-1で試合を制し、予選ラウンド2連勝とした。
日本は第1セットを21-25で落としたものの、第2セットから第4セットまで連取。前日のオランダ代表戦と同じ展開で白星を飾った。
25点を記録したオランダ戦に続き、得点源となったのは西田有志(ジェイテクトSTINGS)だった。この日は3つのサービスエースを含む26得点をマーク。両チーム通じて最多となる得点を叩き出した。今大会の得点数は51となり、2位のアラン・ソウザ(ブラジル)に15点差をつけて得点ランキングトップに立っている。
14点の石川祐希(パワーバレー・ミラノ/イタリア)、12点の髙橋藍(日本体育大学)も2試合連続で2ケタ得点を記録した。
日本は10日の次戦で、同じく2連勝中のアメリカ合衆国代表と対戦する。米国はここまでスロベニア代表、オランダ代表と対戦し、いずれもストレート勝ち。日本の実力が試される一戦となりそうだ。
■バレーボールネーションズリーグとは
VNLは、男子国際大会「ワールドリーグ」、女子国際大会「ワールドグランプリ」に代わる大会として、2018年にFIVBが設立。男女とも16チーム(コアチーム12、チャレンジャーチーム4チーム)が参加する。
従来の予選Rは1回総当たりだったが、2022年大会では各チームが3週間で12試合を戦い、順位を決定する方式が採用された。各週参加チームを2つのプールに分け、1チーム当たり4試合を実施。予選R上位8チームが進出するファイナルラウンドは、ノックアウト方式で優勝チームを決める。
VNLは毎年開催となっているものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で2020年は中止。2021年は感染予防のため、参加全チームをイタリアに集めて開催した。2022年は2019年以来、2大会ぶりに世界各国で予選Rを行う。