FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールネーションズリーグ2022の予選ラウンド(男子)が6月7日にブラジル・ブラジリアとカナダ・オタワで開幕した。ブラジル開催のプール1に入った男子日本代表・龍神NIPPONは、8日に行われた初戦でオランダ代表と対戦。逆転で白星スタートを決めた。
第1セットを22-25で落とす、苦しい立ち上がりとなった日本。第2セット序盤もオランダにペースを握られたものの、髙橋藍(日本体育大学)らの活躍で流れを引き戻す。接戦となった第2セットを26-24で奪うと、その後は西田有志(ジェイテクトSTINGS)を中心に得点を重ね、第3セットを25-22、第4セットを25-17でものにした。
日本は西田が両チーム通じて最多となる25得点で攻撃を牽引。石川祐希(パワーバレー・ミラノ/イタリア)と村山豪(ジェイテクトSTINGS)が12得点、髙橋藍が10得点を記録した。
初戦を白星で飾った日本は次戦、9日に中国代表と対戦。中国は7日の初戦でイラン代表と対戦し、1-3で黒星を喫している。
■バレーボールネーションズリーグとは
VNLは、男子国際大会「ワールドリーグ」、女子国際大会「ワールドグランプリ」に代わる大会として、2018年にFIVBが設立。男女とも16チーム(コアチーム12、チャレンジャーチーム4チーム)が参加する。
従来の予選Rは1回総当たりだったが、2022年大会では各チームが3週間で12試合を戦い、順位を決定する方式が採用された。各週参加チームを2つのプールに分け、1チーム当たり4試合を実施。予選R上位8チームが進出するファイナルラウンドは、ノックアウト方式で優勝チームを決める。
VNLは毎年開催となっているものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で2020年は中止。2021年は感染予防のため、参加全チームをイタリアに集めて開催した。2022年は2019年以来、2大会ぶりに世界各国で予選Rを行う。