【レスリング】世界選手権6日目：櫻井つぐみ優勝、石井亜海は準V…元木咲良と古市雅子が銅メダル

現地時間9月10日にシュタルク・アレナ（セルビア・ベオグラード）で開幕したUWW（世界レスリング連合）世界選手権2022は15日、大会6日目を迎えた。女子フリースタイル57・59・68・72キロ級のメダルセッションほか、男子フリースタイル70・79・86・125キロ級の準決勝までを実施。日本勢は、女子4階級でメダルを獲得している。

■女子は出場全9階級でメダル

57キロ級の櫻井つぐみ、68キロ級の石井亜海（ともに育英大学）は決勝に進出。櫻井は決勝でヘレン・ルイーズ・マルーリス、石井はタミラ・マリアナ・ストック・メンサ（ともにアメリカ合衆国）と対戦した。櫻井はTokyo2020銅メダルのマルーリスから着実にポイントを奪って勝利。女子55キロ級で出場した前回に続き、金メダル獲得となった。石井はTokyo2020金メダルのストック・メンサに敗れ、準優勝となっている。
準決勝で敗れ、3位決定戦に回った59キロ級の元木咲良（育英大学）と72キロ級の古市雅子（自衛隊）。元木はチャン・キ（中華人民共和国）、古市はブセ・カブソグル・トスン（トルコ）を下し、銅メダルを獲得した。女子は全階級が競技終了。日本は金メダル5つ、銀メダル1つ、銅メダル3つを獲得した。

■成國大志が決勝に進出

男子フリースタイルは15日から競技開始。日本からは15日実施の4階級に、成國大志（70キロ級／MTX GOLDKIDS）、髙橋夢大（79キロ級／日本体育大学）、白井勝太（86キロ級／クインテット）、山本泰輝（125キロ級／自衛隊）が出場した。

成國はインド、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの選手を破り、銀メダル以上が確定。決勝ではザイン・アレン・レザフォード（米国）と対戦する。髙橋は準々決勝、白井はラウンド16、山本は初戦で敗退。それぞれ敗者復活戦に回れなかった。またオレッグ・ボルチン（新日本プロレス職／カザフスタン）は、125キロ級の敗者復活戦に回っている。

16日は70・79・86・125キロ級の敗者復活戦・メダルセッション、57・74・92キロ級の準決勝までを実施。成國が決勝に臨むほか、長谷川敏裕（57キロ級／三恵海運）、高谷大地（74キロ級／自衛隊）、高谷惣亮（92キロ級／ALSOK）が出場する。

公式サイト：World Championships（UWW）

■日程・放送予定

【日程】

9月10日（土）

• 男子グレコローマン　55・72・77・87kg級／1回戦～準決勝

9月11日（日）

• 男子グレコローマン　63・67・82・97kg級／1回戦～準決勝
• 男子グレコローマン　55・72・77・87kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月12日（月）

• 男子グレコローマン　60・130kg級／1回戦～準決勝
• 男子グレコローマン　63・67・82・97kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝
• 女子　55・62kg級／1回戦～準決勝

9月13日（火）

• 女子　50・53・65・76kg級／1回戦～準決勝
• 女子　55・62kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝
• 男子グレコローマン　60・130kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月14日（水）

• 女子　57・59・68・72kg級／1回戦～準決勝
• 女子　50・53・65・76kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月15日（木）

• 男子フリースタイル　70・79・86・125kg級／1回戦～準決勝
• 女子　57・59・68・72kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月16日（金）

• 男子フリースタイル　57・74・92kg級／1回戦～準決勝
• 男子フリースタイル　70・79・86・125kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月17日（土）

• 男子フリースタイル　61・65・97kg級／1回戦～準決勝
• 男子フリースタイル　57・74・92kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月18日（日）

• 男子フリースタイル　61・65・97kg級／敗者復活戦・3位決定戦・決勝

【放送予定】

ネット：olympics.com

■代表選手

男子グレコローマン

• 55kg級　塩谷優（拓大）
• 60kg級　文田健一郎（ミキハウス）
• 63kg級　池田龍斗（日体クラブ）
• 67kg級　遠藤功章（東和エンジニアリング）
• 72kg級　堀江耐志（自衛隊）
• 77kg級　屋比久翔平（ALSOK）
• 82kg級　岡嶋勇也（警視庁）
• 87kg級　角雅人（自衛隊）
• 97kg級　鶴田峻大（自衛隊）
• 130kg級　園田新（ALSOK）

女子

• 50kg級　須﨑優衣（キッツ）
• 53kg級　藤波朱理（日体大）※9月7日付出場辞退
• 55kg級　志土地真優（ジェイテクト）
• 57kg級　櫻井つぐみ（育英大）
• 59kg級　元木咲良（育英大）
• 62kg級　尾﨑野乃香（慶大）
• 65kg級　森川美和（ALSOK）
• 68kg級　石井亜海（育英大）
• 72kg級　古市雅子（自衛隊）
• 76kg級　鏡優翔（東洋大）

男子フリースタイル

• 57kg級　長谷川敏裕（三恵海運）
• 61kg級　樋口黎（ミキハウス）
• 65kg級　山口海輝（日体大助手）
• 70kg級　成國大志（MTX GOLDKIDS）
• 74kg級　高谷大地（自衛隊）
• 79kg級　髙橋夢大（日体大）
• 86kg級　白井勝太（クインテット）
• 92kg級　高谷惣亮（ALSOK）
• 97kg級　石黒峻士（新日本プロレス職）
• 125kg級　山本泰輝（自衛隊）