テニス四大大会(グランドスラム=GS)のひとつで、イギリス・ロンドンにある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」で開催中のウィンブルドン選手権2022が現地時間6月28日、大会2日目を迎えた。この日は、昨日に続いて、男子と女子のシングルス1回戦が行われた。
■男子シングルス結果
2022年の全仏オープンを制したラファエル・ナダル(スペイン)がウィンブルドンのセンターコートに登場し、1回戦でフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦。6−4、6−3、3−6、6−4で勝利(3−1)を収め、2回戦進出を決めた。
この日は、日本人男子2名が1回戦に登場。今年でウィンブルドン5度目の出場を数える西岡良仁は、エミル・ルースオブリ(フィンランド)と対戦し、1−3(2−6、2−6、6−4、4−6)で2回戦進出を逃した。また、雨天により1回戦スケジュールが延期となっていたダニエル太郎は、セバスティアン・バエス(アルゼンチン)と顔を合わせる。自身初となるウィンブルドン1回戦突破を目指したが、0−3(4−6、4−6、5−7)でストレート負けを喫した。
また、昨年(2021年)のウィンブルドン男子シングルスで準優勝に輝いているマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が、自身のインスタグラムを更新し、COVID-19の検査で陽性反応を示したことにより、ウィンブルドン2022を棄権することを発表。「胸が張り裂けてしまいそう。今年の夢は終わったけれど、また強くなって戻ってきます」とコメント。同じく、2017年ウィンブルドン男子シングルス準優勝のマリン・チリッチ(クロアチア)も、COVID-19の陽性反応により、大会を棄権している。
■女子シングルス結果
全仏オープン2022女子シングルス優勝のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、芝のセンターコートに登場し、ヤナ・フェット(クロアチア)と対戦。6−0、6−3と快勝して2回戦へ駒を進めている。
また、大会ワイルドカード枠(主催者推薦)で1年ぶりにグランドスラムの舞台へ戻ってきたセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ合衆国)が、この日の1回戦でアルモニ・タン(フランス)と対決した。ウィンブルドン過去7度の優勝を誇る世界のスタープレーヤーは、粘りの強さを見せたものの、5-7、6-1、6-7(7-10)のフルセットの末、初戦敗退となった。
日本の土居美咲は、今回でウィンブルドン9度目の出場を数える。1回戦の相手は中華人民共和国の張帥で、土居は後半の失速が目立ってしまい、4−6、4−0のストレートで黒星となり、2回戦進出とはならなかった。
■ウィンブルドン2022の日程・放送予定
【日程】
Order of Play(大会公式サイト)
6月27日(月)
- 男女シングルス 1回戦
6月28日(火)
- 男女シングルス 1回戦
6月29日(水)
- 男女シングルス 2回戦
- 男女ダブルス 1回戦
6月30日(木)
- 男女シングルス 2回戦
- 男女ダブルス 1回戦
7月1日(金)
- 男女シングルス 3回戦
- 男女ダブルス 2回戦
- 混合ダブルス 1回戦
7月2日(土)
- 男女シングルス 3回戦
- 男女ダブルス 2回戦
- 混合ダブルス 1回戦
7月3日(日)
- 男女シングルス 4回戦
- 男女ダブルス ラウンド16
- 混合ダブルス ラウンド16
7月4日(月)
- 男女シングルス 4回戦
- 男女ダブルス ラウンド16
- 混合ダブルス 準々決勝
7月5日(火)
- 男女シングルス 準々決勝
- 男女ダブルス 準々決勝
- 混合ダブルス 準決勝
7月6日(水)
- 男女シングルス 準々決勝
- 男女ダブルス 準々決勝
7月7日(木)
- 女子シングルス 準決勝
- 男子ダブルス 準決勝
- 混合ダブルス 決勝
- 車いすテニス男子/女子/クアード シングルス 準々決勝
7月8日(金)
- 男子シングルス 準決勝
- 女子ダブルス 準決勝
- 車いすテニス男女シングルス 準決勝
- 車いすテニス男子/女子/クアード ダブルス 準決勝
7月9日(土)
- 女子シングルス 決勝
- 男子ダブルス 決勝
- 車いすテニス女子シングルス 決勝
- 車いすテニス男子ダブルス 決勝
- 車いすテニスクアード シングルス 準決勝
7月10日(日)
- 男子シングルス 決勝
- 女子ダブルス 決勝
- 車いすテニス男子/クアード シングルス 決勝
- 車いすテニス女子/クアード ダブルス 決勝
【放送予定】
- 地上波:NHK総合
- BS/CS:WOWOW
- ネット:NHKプラス、WOWOWオンデマンド
※大会期間中、連日放送の予定(2022年6月26日現在)