【テニス】全米OP第14日:カルロス・アルカラスがGS初制覇、史上最年少1位に…国枝慎吾と上地結衣は準V

2022年最後のテニス四大大会・全米オープンは現地時間9月11日に大会最終日を迎えた。男子シングルスでは、カルロス・アルカラス(スペイン)が優勝。車いすの部では、男子シングルスの国枝慎吾(ユニクロ)、女子シングルスの上地結衣(三井住友銀行)が、それぞれ準優勝となっている。

1 執筆者 渡辺文重
Casper Ruud-Carlos Alcaraz
(Getty Images)

アメリカ合衆国ニューヨーク州のUSTA(全米テニス協会)ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで現地時間8月29日に開幕した2022年最後のテニス四大大会(グランドスラム=GS)、全米オープン(U.S.Open)は9月11日、大会最終日を迎えた。

■アルカラスがGS初制覇、史上最年少1位に

男子シングルス決勝は、ともにGS初制覇を狙うATP(男子プロテニス協会)世界ランキング4位のカルロス・アルカラス(スペイン)と同7位のキャスパー・ルード(ノルウェー)の対戦となった。

第3ゲームでブレークに成功したアルカラスが第1セットを先取。対するルードは第2セットで2つのブレークを奪って6-2、セットカウントを1-1とする。第3セットはタイブレークの末、アルカラス。アルカラスは続く第4セットも6-3で取り、セットカウント3-1でチャンピオンに輝いた。この結果、19歳のアルカラスは12日発表のATP世界ランキングで1位になることが確定。十代の選手が同1位になるのは史上初となる。
女子ダブルス決勝は大会第3シードのバルボラ・クレイチコバ/カテリナ・シニアコバ組(チェコ)が、テーラー・タウンゼント/キャサリン・ムクナライ組(米国)を破って優勝している。同ペアの全米OP制覇は初。これでGSとオリンピック全てでタイトルを獲得する“ゴールデンスラム”達成となった。

■国枝慎吾、上地結衣は準優勝

車いすの部ではシングルスの決勝が行われた。勝てば大会3連覇に加え、年間グランドスラム(四大大会制覇)達成となる男子の国枝慎吾(ユニクロ)はアルフィー・ヒューエット(イギリス)と対戦。ストレート負けを喫して準優勝に終わった。
女子の上地結衣(三井住友銀行)はディーデ・デフロートに黒星。準優勝となった。デフロートは8連勝となっている。

クアッドの部は、ダブルス制覇を果たしたニールス・フィンクとサム・シュローダー(以上オランダ)が対決。軍配はフィンクに上がった。

公式サイト:Official Site of the 2022 US Open Tennis Championships

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