アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼにおいて、WTA(女子テニス協会)ツアーのひとつ「ムバダラ・シリコンバレー・クラシック(以下:シリコンバレー・クラシック)」が開幕し、現地時間8月2日に女子シングルス1回戦が行われた。日本からは、Tokyo2020日本代表で、全米オープンと全豪オープンをそれぞれ2度制覇している女子シングルスの大坂なおみがワイルドカード(主催者招待)枠で出場。中国のジェン・チンウェンを破り、2回戦進出を決めた。
大坂は、今年(2022年)5月にスペイン・マドリードで行われた試合で左アキレス腱を故障し、完治していないなかで出場した全仏オープンでは初戦敗退、7月に開催されたウィンブルドン(全英オープン)も欠場するなど、怪我の回復に努めていた。およそ3ヶ月ぶりの実戦となるシリコンバレー・クラシックの記者会見で、大坂は「全体的に問題ない」とコメント。その言葉通り、初戦の相手となったジェン・チンウェンを2−1(6−4、3−6、6−1)で沈め、2回戦へ駒を進めるという幸先の良いスタートを切った。
大坂の2回戦(現地時間4日)の相手は、今年の全仏オープンで準優勝しているココ・ガウフ(アメリカ合衆国)だ。この試合の模様を含む、本大会の放送予定は以下の通り(2022年8月3日時点情報)。
【放送予定】
- ネット:DAZN(ライブ配信)
このほか、女子ダブルスでは、青山修子/チャン・ハオチン(チャイニーズ・タイペイ)のペアが、穂積絵莉/二宮真琴のペアを2−0(7-6<10>、 6-4)で破り、2回戦進出を決めた。
シリコンバレー・クラシックは、WTA500カテゴリーに位置づけられており、女子単独のテニス大会としては最も歴史のある大会としても有名で、今年で開催51回目を数える。また、毎年8月末に行われるグランドスラムのひとつ「全米オープン」に向けて、2004年以降は北米地域のテニス大会ツアー「全米オープンシリーズ」のひとつとしても開催されており、これまで世界の名だたる女子プレーヤーたちが同大会に参加している。
シリコンバレー・クラシックのコートサーフェスはハードで、賞金総額は75万7,900米ドル(およそ1億800万円)。