【テニス】ATPファイナルズ第8日：ノバク・ジョコビッチが6度目の優勝…ダブルスはラム／ソールズベリー組

男子テニスの国際大会シリーズ・ATPツアーの今季フィナーレを飾るATPファイナルズ（Nitto ATP Finals）は現地時間11月20日、最終日を迎えた。シングルスは、ATP世界ランキング8位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）が自身6度目の優勝。ダブルスは、ラジーブ・ラム（アメリカ合衆国）／ジョー・ソールズベリー（イギリス）が制した。

■ジョコビッチ、フェデラーに並ぶV6

シングルス決勝では、ジョコビッチとキャスパー・ルード（ノルウェー／同4位）が対戦。ジョコビッチは12ゲームで初ブレークを奪い、7-5で第1セットを先取する。第2セットは4ゲームでブレークして6-3。ジョコビッチはルードに一度のブレークも許さず、ストレート勝ちを収めた。

ジョコビッチによるATPファイナルズ優勝は、2015年以来6度目。優勝6回は、ロジャー・フェデラー氏（スイス）と並ぶ最多タイとなる。

ダブルス決勝では、ラム／ソールズベリーの国際ペアとTokyo2020金メダルのクロアチア組、ニコラ・メクティッチ／マテ・パビッチが対戦。両ペアとも勝利を収めれば、ATPファイナルズ初制覇となる。ラム／ソールズベリーは第1セットをタイブレークで制すると、第2セットは1ゲームでこの試合を通じて初のブレークを奪う。その後は互いにキープが続く展開。ラム／ソールズベリーは10ゲームをキープして6-4、セットカウント2-0のストレート勝ちを収めた。

ATPファイナルズはイタリア・トリノ、パラ・アルピツアー（サーフェス=ハード）で13日から20日まで開催。参加資格はATP世界ランキング上位8名（組）となっているが、シングルス1位のカルロス・アルカラス（スペイン）は左わき腹の負傷により欠場した。

• ATP大会情報：Nitto ATP Finals
• 大会公式サイト：Nitto ATP Finals
• 放送局：NHK、GAORA、WOWOWオンデマンド