イタリア・トリノ、パラ・アルピツアー(サーフェス=ハード)開催、ATP(男子プロテニス協会)ツアー今季最終戦のATPファイナルズ(Nitto ATP Finals)は現地時間11月17日、シングルスとダブルスのグループステージ(Round Robin)各2試合を行った。
ATPファイナルズには、ATP世界ランキング上位8名(組)のみが参加。シングルス1位のカルロス・アルカラス(スペイン)は、左わき腹の負傷により欠場、同9位のテイラー・フリッツ(アメリカ合衆国)が繰り上がりで出場している。
■ルブレフがチチパス撃破
シングルスでは赤組(Red Group)の最終戦が行われた。2連勝で準決勝進出を決めているノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランキング8位)は、すでに敗退が決まっているダニール・メドベージェフ(同5位)と対戦。試合はセットカウント2-1(6-3,6[5]-7,7-6[2])でジョコビッチが勝ち、3連勝で準決勝に進んでいる。
もう1試合では、1勝1敗同士のアンドレイ・ルブレフ(同7位)とステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)が激突した。第1セットをチチパスが先取するが、第2第3セットをルブレフが連取。2-1(3-6,6-3,6-2)で白星を挙げ、2勝1敗でベスト4入りを決めた。
準決勝ではジョコビッチがテイラー・フリッツ、ルブレフがキャスパー・ルード(ノルウェー/同4位)と対戦する。
■メクティッチ/パビッチ、クールホフ/スクプスキーが4強
ダブルス緑組(Green Group)の3戦目では、Tokyo2020金メダルのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)がニック・キリオス/タナシ・コキナキス組(オーストラリア)に勝利。3連勝でベスト4入りした。第1シードのウェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)は、第5シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/オースティン・クライチェク(アメリカ合衆国)を破り2勝1敗。準決勝に進んでいる。
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