イタリア・トリノ、パラ・アルピツアー(サーフェス=ハード)開催、ATP(男子プロテニス協会)ツアー今季最終戦・ATPファイナルズ(Nitto ATP Finals)は大会2日目となる現地時間11月14日、シングルスとダブルスのグループステージ各2試合を行った。
ATPファイナルズには、ATP世界ランキング上位8名(組)のみが参加。シングルス1位のカルロス・アルカラス(スペイン)は、左わき腹の負傷により欠場、同9位のテイラー・フリッツ(アメリカ合衆国)が繰り上がりで出場している。
■ジョコビッチ、ルブレフが白星発進
ATP世界ランキング8位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、同3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦した。ジョコビッチは第1セット第1ゲームでブレークに成功。これは、この試合唯一のブレークとなる。ジョコビッチは第1セットを先取すると、第2セットはタイブレークにもつれ込む。ジョコビッチは6-4でタイブレークを制し、セットカウント2-0で白星発進となった。
もう1試合では、同5位のダニール・メドベージェフと同7位のアンドレイ・ルブレフが対戦。第1セットはタイブレークの末、メドベージェフが制するも、第2セットはルブレフが6-3として追いつく。第3セットは互いにブレークを許さず、タイブレークに。タイブレークを9-7としたルブレフが初戦を制した、
4選手が所属する赤組の次戦は16日、ルブレフはジョコビッチと、メドベージェフはチチパスと対戦。15日は緑組のラファエル・ナダル(スペイン/同2位)とフェリックス・オジェ=アリアシム(カナダ/同6位)、キャスパー・ルード(ノルウェー/同4位)とフリッツが対戦する。
■クールホフ/スクプスキー組が勝利
ダブルス第1シードのウェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)組は、第8シードのニック・キリオス/タナシ・コキナキス組(オーストラリア)に勝利。第4シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)組は、第5シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/オースティン・クライチェク(米国)組を下している。
ATP大会情報:Nitto ATP Finals
大会公式サイト:Nitto ATP Finals
放送局:NHK、GAORA、WOWOWオンデマンド