イタリア・トリノ、パラ・アルピツアー(サーフェス=ハード)開催、ATP(男子プロテニス協会)ツアー今季最終戦のATPファイナルズ(Nitto ATP Finals)は現地時間11月16日、シングルスとダブルスのグループステージ(Round Robin)各2試合を行った。
ATPファイナルズには、ATP世界ランキング上位8名(組)のみが参加。シングルス1位のカルロス・アルカラス(スペイン)は、左わき腹の負傷により欠場、同9位のテイラー・フリッツ(アメリカ合衆国)が繰り上がりで出場している。
■ノバク・ジョコビッチが2連勝
シングルス赤組の第2節は、初戦でともに白星を挙げた同8位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と同7位のアンドレイ・ルブレフが対戦。試合は6-4、6-1でジョコビッチがストレート勝ちを収め、準決勝進出を決めた。
ともに黒星スタートとなった同3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と同5位のダニール・メドベージェフによる試合は、チチパスが6-3で第1セットを先取。第2セットはタイブレークの末、メドベージェフが取り返す展開となる。第3セットもタイブレークにもつれ込むが、チチパスが開始から6ポイントを連取。7-1で制して白星を挙げた。18日のグループステージ最終戦では、1勝1敗で並ぶルブレフとチチパスが4強進出を懸けて戦う。
なお17日は緑組の2試合、ラファエル・ナダル(スペイン/同2位)とキャスパー・ルード(ノルウェー/同4位)、フェリックス・オジェ=アリアシム(カナダ/同6位)とフリッツが対戦する。
■キリオス/コキナキス組が初白星
ダブルス緑組の2戦目では、第4シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)組が第1シードのウェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)組に勝利。第8シードのニック・キリオス/タナシ・コキナキス組(オーストラリア)は第5シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/オースティン・クライチェク(米国)組を下している。
18日の最終節では、1勝1敗のキリオス/コキナキス組が2勝のメクティッチ/パビッチ組と、同じく1勝1敗のクールホフ/スクプスキー組は2敗のドディグ/クライチェク組と対戦。3チームが2勝1敗で並ぶ可能性がある。
ATP大会情報:Nitto ATP Finals
大会公式サイト:Nitto ATP Finals
放送局:NHK、GAORA、WOWOWオンデマンド