カナダ・ケベック州モントリオール開催のATP(男子プロテニス協会)ツアー「ナショナルバンクオープン(National Bank Open Presented by Rogers)」は現地時間8月14日、大会最終日を迎えた。ナショナルバンクOPのサーフェスはハードで、グレードはグランドスラム(四大大会、以下GS)に次ぐATP1000。同名のWTA(女子テニス協会)ツアーは、同国オンタリオ州トロントで開催されている。
■パブロ・カレーニョ・ブスタが初優勝
シングルス決勝では、ATP世界ランキング23位でノーシードから勝ち上がってきたパブロ カレーニョ ブスタ(スペイン)と、大会第8シードのホベルト ホルカシュ(ポーランド/同10位)が対戦した。カレーニョ ブスタは第1ゲームを落とすも、続く第2、第3ゲームを連取。逆転で、自身初となるATP1000のタイトルを手にした。
「いま自分の気持ちをどのように表現したらよいか分かりませんが、自分のキャリアで最高のタイトルになりました。今季はベストとは言えないシーズンで、普段であれば負けないような試合でも黒星を喫することもありましたが、チームと自分、自分のプレーを信じてきました。常にポジティブでいることが大事です」
ダブルス決勝では、ウェスリー クールホフ(オランダ)/ニール スクプスキ(イギリス)組が、ダニエル エバンズ(イギリス)/ジョン ピアース(オーストラリア)組を下している。