2021年より新しく始まったITTF(国際卓球連盟)国際大会シリーズのWTT(World Table Tennis/ワールドテーブルテニス)コンテンダーの「ヨーロッパ夏季シリーズ」がハンガリーの首都・ブダペストで現地時間7月12日に大会2日目を迎えた。
女子シングルス
予選トーナメント2回戦で、平野はフランスの選手(Pauline CHASSELIN)と対戦し、3−0(11−6、11−8、11−9)のストレート勝ち。つづく3回戦では、韓国のプレーヤー(KIM Hayeong)と顔を合わせ、この試合でも平野は主導権を握り、最大で8点差にするなど相手に隙を与えない。最終的にゲームカウント3−0(11−5、11−6、11−3)で2連続ストレート勝利を収め、本戦トーナメントへの進出を決めた。
予選トーナメント2回戦に出場した芝田沙季は、タイ代表(Orawan PARANANG)と対戦。最終の第5ゲームへもつれ込む接戦となり、芝田は粘りのプレーで10点同点にまで追いついたが、最後は相手に連続2得点を許してしまい、2−3(11−8、5−11、8−11、11−3、10−12)で予選敗退となった。
男子シングルス
戸上隼輔が予選トーナメント2回戦に出場し、昨日の1回戦で丹羽孝希を破ったチャイニーズ・タイペイの選手(LIAO Cheng-Ting)と対戦。ゲームカウント3−1(11−6、11−8、7−11、11−9) で3回戦へ駒を進める。同日午後に行われた3回戦の戸上の相手は、イングランド代表(Paul DRINKHALL)。1ゲーム奪っては、1ゲーム奪い返すという攻防戦で、最終ゲームにまでもつれ込む。第5ゲームの前半では、1点取っては1点取り返すという、まさにシーソーゲームの展開だったが、後半に戸上が失速。相手に連続4ポイントを許すなど点差を広げられ、7−11で試合終了。ゲームカウント2−3(11−9、8−11、11−6、7−11、7−11)で、戸上の本戦進出はならなかった。
同じく予選2回戦に出場した篠塚大登は韓国のプレーヤー(CHO Daeseong)と対戦。第1ゲームを制したものの、その後は相手の勢いを食い止めることができず、ゲームカウント1−3(11−9、5−11、9−11、7−11)で予選敗退となった。
大会3日目となる7月13日からは、シングルスの本戦トーナメントや、ダブルスの各種試合が予定されており、混合ダブルスでは日本人ペア同士の対決が予定されている。大会は17日まで続く。
大会3日目の日本人選手の試合スケジュールは以下の通り。
- 混合ダブルス本戦ラウンド16:宇田幸矢/伊藤美誠 vs 張本智和/早田ひな(9:30)
- 女子シングルス本戦ラウンド48 : 平野美宇(12:05)
- 女子ダブルス本戦ラウンド16:早田ひな/伊藤美誠(14:35)
- 男子ダブルス本戦ラウンド16:宇田幸矢/戸上隼輔(15:10)
- 男子シングルス本戦ラウンド48 : 宇田幸矢(19:30)
※かっこ内は、現地時間の競技開始時刻(日本との時差は、+7時間)
日本代表選手
男子
- 張本 智和 (IMG)世界ランキング7位
- 宇田 幸矢 (明治大学)世界ランキング26位(★)
- 戸上 隼輔 (明治大学)世界ランキング41位(★)
- 篠塚 大登 (愛知工業大学)世界ランキング58位(★)
- 丹羽 孝希 (スヴェンソンホールディングス)世界ランキング62位(★)
- 木造 勇人 (個人)世界ランキング68位(★)
女子
- 早田 ひな (日本生命)世界ランキング6位
- 伊藤 美誠 (スターツ)世界ランキング5位(★)
- 石川 佳純 (全農)世界ランキング10位(★)
- 木原 美悠 (JOCエリートアカデミー/星槎)世界ランキング15位(★)
- 平野 美宇 (木下グループ)世界ランキング17位(★)
- 芝田 沙季 (ミキハウス)世界ランキング58位(★)
★…自主参加選手
※世界ランキングは、2022年第26週時点のもの