卓球WTT女子ファイナルズ2023名古屋の見どころと注目選手

誰がスン・インシャ（中華人民共和国）の勢いを止めることができるだろうか？女子卓球世界最高峰の選手たちが、2023年最後の決戦となるWTTファイナルズでの優勝を目指して名古屋に集結する。

1 分執筆者 ZK Goh

(2023 Getty Images)

2023年の卓球WTT（ワールドテーブルテニス）シリーズは、女子（12月15日〜17日）と男子（2024年1月3日～5日／カタール・ドーハ）それぞれのファイナルズが残されるのみとなった。

今週末、女子世界ランキング上位16人のシングルス選手と同上位8組のダブルスペアが名古屋に集い、12月15日から17日まで間、WTT女子ファイナルズ2023王者を目指して世界最高峰の戦いを繰り広げる。

昨年のWTTカップファイナルズの覇者であり、女子シングルス世界ランキング1位のスン・インシャ（中華人民共和国）は連覇を狙う。

WTT主催のシリーズ最終戦で女子ダブルスが開催されるのは今回が初めてとなるが、2019年のITTF（国際卓球連盟）ワールドツアーグランドファイナル女子ダブルスを制覇した長﨑美柚（みゆう）＆木原美悠（みゆう）ペアは今大会でも世界一の座をかけて優勝を狙う。

WTT女子ファイナルズ2023名古屋の注目選手

女子シングルスでスン・インシャが連覇することは想像に難くない。スンは今年、世界卓球選手権とアジア競技大会の2つの国際大会、そして、シンガポールスマッシュを含む6つの主要大会の女子シングルスで優勝しているからだ。

スンの世界ランキングポイントは7400点で、同2位で中華人民共和国のチームメイトであるワン・マンユの4082点に大きく差をつけている。2人はペアを組みダブルスにも出場する。また、今大会のシングルスには、中華人民共和国からは7名の強豪選手が出場する。

このような中華人民共和国勢の布陣に対し、今や日本女子卓球をけん引する早田ひながどのように立ち向かうかに注目が集まる。女子シングルスには、伊藤美誠（みま）と張本美和も出場し活躍が期待される。

その他、大韓民国のシン・ユビン、ドイツのハン・イン、プエルトリコのアドリアーナ・ディアス、ルーマニアのベルナデッテ・スッチなどが出場選手リストに名を連ねる。

シンは、チョン・ジヒと共に女子ダブルスにも出場し、チェン・ムン（中華人民共和国）とワン・イーディ（同）を上回る世界ランキング1位でトーナメントを迎える。

また、2019年ITTFワールドツアーグランドファイナル女子ダブルスで勝利している長﨑＆木原ペアは、WTTファイナルズでも優勝を果たし、同大会初となる女子ダブルス覇者として歴史に名を刻みたいところだろう。

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