パリ2024オリンピック予選を兼ねる「ストリート・スケートボード・ローマ2022(プロツアー)」は、イタリア現地時間の7月3日に大会最終日を迎え、女子決勝を行った。前日の準決勝で上位8選手がこの決勝に出場し、そのうち半数を超える5名が日本人選手だった。優勝したのは、Tokyo 2020銅メダリストの中山楓奈で、オリンピックのスケートボード女子ストリート初代王者の西矢椛が2位、織田夢海が3位に入り、日本勢が表彰台を独占した。
準決勝でも首位に立っていた中山は、この決勝の「トリック」セクションで、全体の最高スコアとなる91.92をマークし、トータルスコアでも準決勝での自身のスコアを上回る264.13を記録して優勝を決めた。
「自分が乗りたかった技に乗れて、すごい嬉しいです」
「(パリ2024に向けて)いろんな技を出せるように、もっと練習していこうと思います」
- 中山楓奈
2位には、トータルスコア255.64で西矢が入った。
「(今日の出来を100点満点で採点すると)100点です」
「最初から最後までひやひやしたんですけど、楽しく滑れたので100点です」
「(パリ2024に向けて)まだあんまり考えていないんですけど、これから練習して、パリに行けるように頑張りたいです」
- 西矢椛
さらに、織田が2位の西矢とわずか0.73というポイント差の254.91で、3位となった。織田にとって、国際大会でのメダル獲得は初となる。
「今まで世界の大会で表彰台に立ったことがなくて、嬉しいです」
「1位とのポイントの差があるので、また次は決勝に上がって、上位を目指せたらと思います」
- 織田夢海
このほか日本人選手では、赤間凛音が3位の織田と0.29という僅差で4位となり、吉沢恋が6位に入った。また、Tokyo 2020銀メダリストのライサ・レアル(ブラジル)は5位に終わった。
ストリート・スケートボード・ローマ2022(プロツアー)女子決勝の最終成績は以下の通り:
- 中山楓奈(NAKAYAMA Funa)264.13
- 西矢椛(NISHIYA Momiji)255.64
- 織田夢海(ODA Yumeka)254.91
- 赤間凛音(AKAMA Rizu)254.62
- ライサ・レアル(Rayssa LEAL/ブラジル)247.69
- 吉沢恋(YOSHIZAWA Coco)242.51
- クロエ・コベル(Chloe COVELL/オーストラリア)230.59
- パメラ・ローザ(Pamela ROSA/ブラジル)205.80
スケートボード
26日 6月 - 3日 7月
スケートボード | オリンピック予選 | プロツアー | ローマ - イタリア
■出場選手(日本)
男子(8名)
- 堀米雄斗
- 白井空良
- 青木勇貴斗
- 佐々木来夢
- 佐々木音憧
- 松本浬璃
- 甲斐穂澄
- 根附海龍
女子(10名)
- 西矢椛
- 中山楓奈
- 西村碧莉
- 赤間凛音
- 織田夢海
- 伊藤美優
- 吉沢恋
- 上村葵
- 中島野々花
- 藤澤虹々可