SAMURAI BLUE、2024年最終戦で中国代表を1-3で破る!|FIFAワールドカップ2026アジア最終予選

サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは11月19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選の第6戦で中華人民共和国代表と戦った。小川航基と板倉滉がネットを揺らして、日本が1−3で中国を破り、2024年最後の国際マッチウィークをアウェイ2連勝で締め括った。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
Koki Ogawa of Japan scores the team's third goal past Jiang Shenglong (C) and Yang Zexiang of China in the second half during the FIFA World Cup Asian 3rd Qualifier Group C match on November 19, 2024 in Xiamen, China. 
(2024 Getty Images)

サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは11月19日、中華人民共和国・厦門のスタジアム(Xiamen Egret Stadium)で行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の第6戦で、中国代表とのアウェイ戦に臨んだ。

15日に行われたインドネシア代表とのアウェイ戦に続き、ふたたび敵地での試合に挑んだサムライ戦士たち。この中国戦で、森保一監督は前試合から変更して、瀬古歩夢、伊東純也、田中碧、中村敬斗、久保建英の5名を新たにスターティングメンバーとして投入した。

前半、伊東や久保がサイドから積極的にチャンスメイクするも、得点にはつながらず。一方の中国は、60,000人を収容するスタジアムに轟く大合唱でサポートを受けるも、24分と28分にはイエローカード警告が続き、34分にはピッチに乱入者が入って試合を中断するなど、荒れ模様。大敗した前試合から一新し、強固な守備で日本の攻撃を阻む中国だったが、スコアレスの均衡を破ったのは、日本だった。試合開始から39分、左CKからの久保のボールに小川航基が頭で合わせてネットを揺らし、日本が先制ゴールを奪った。さらに、前半ロスタイムには、伊東の右CKからのボールを町田浩樹が頭でそらすと、板倉滉がヘディングで押し込み、貴重な2点目を奪って、試合を折り返す。

ハーフタイムを挟んだ後半開始直後の48分、今度は中国が猛攻を仕掛ける。右サイドから中央へ斜めにボールが送られると、フリーになっていたFWリン・リャンミンが右足で流し込んで、ゴール。日本に1点差と迫る。しかし、その直後の54分には、右サイドで伊東と久保が中国のディフェンスを翻弄し、そこから伊東がファーサイドにあげたボールを小川がふたたび頭で合わせて、追加点。中国との点差を、2点に再度広げる。

中国チームの選手交代と同じタイミングで、64分には南野拓実と中村から三笘薫と鎌田大地がピッチに入る。激しい攻防戦が続くなか、中国と日本にそれぞれイエローカードが提示されるなど、ゲームはこう着状態に。77分には、伊東と小川に代わって橋岡大樹と古橋亨梧、85分には久保から前田大然が送り込まれ、疲労の見える中国を相手に日本は前線の強度を上げ、中国のゴールに何度も迫るも追加点は奪えず、試合終了のホイッスル。最終的に、クリーンシートとはならなかったものの、1−3で日本が中国を破り、難しいアウェイでの2連勝を飾って、2024年の国際マッチウィークを締め括った。

中国から勝星を奪った日本は、アジア最終予選における勝点の合計を「16」とし、グループCでの首位をキープしている。

FIFAワールドカップ26アジア最終予選の次回スケジュールは、2025年3月に予定されており、日本代表は20日にバーレーン代表と、25日にサウジアラビア代表と、いずれも埼玉スタジアム2002で激突する。

もっと見る