サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは10月15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の第4節でオーストラリア代表と埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市緑区)にて対戦した。
9月から始まったこのアジア最終予選で、日本は属するグループCの6チームの中でクリーンシートでの3戦3勝を決めており、暫定トップに立っている。フルハウスの大歓声に包まれたホームスタジアムで青きサムライメンバーが迎え撃つのは、ここまで1勝1分1敗の戦績でグループ2位のオーストラリアだ。
日本のスターティングメンバーは、以下の通り。この試合前日に体調不良が伝えたれた遠藤航に代わって、守田英正が主将を務めている。
▼GK
- 鈴木彩艶
▼DF
- 板倉滉
- 谷口彰悟
- 町田浩樹
▼MF
- 田中碧
- 守田英正
- 堂安律
- 三笘薫
- 久保建英
- 南野拓実
▼FW
- 上田綺世
前半、日本は高いボールポゼッションでゲームの主導権を握って敵陣に迫るも、オーストラリアの高い5枚の壁に阻まれ得点にはつながらず、スコアレスのまま試合を折り返す。
SAMURAI BLUEの交代なしで再開した後半で、試合が動いたのは58分だった。オーストラリアのクロスに反応した谷口のクリアボールがそのままオウンゴールとなり、オーストラリアへ献上。これが日本にとって、アジア最終予選での初失点となり、ビハインド状態となる。焦りの雰囲気が漂う中、森保一日本代表監督は63分に堂安に代わって伊東純也、また70分には久保と南野から鎌田大地と中村敬斗を投入する。その直後の76分、中村が左サイドからゴール前に切り込んだクロスボールが相手DFの脚に当たり、そのままゴールへ吸い込まれて、オウンゴール。これで1−1となり、日本は試合を振り出しに戻した。
84分には、上田に代わって小川航基が出場。攻撃力を増強した日本は、疲労するオーストラリアのディフェンス陣を脅かすシュートチャンスを何度も作るも、追加点にはつながらず。最終的に1-1のドローで試合を終え、日本はホームでの黒星は免れたものの、アジア最終予選の連勝数は「3」でストップとなった。
アジア最終予選第4節までを終えた時点で、日本の戦績は3勝1分0敗となり、勝点「10」となった。
2024年最後の国際マッチウィークが組まれている11月には、アジア最終予選2試合が予定されており、日本は15日にインドネシアと、19日には中華人民共和国といずれもアウェイで戦う。